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2007年10月30日 (火曜日)

排出権取引・その2

先日、排出権取引について、良く分からないまま否定的な意見を述べてしまったので、補足します。

CDM(Clean Development Mechanism; クリーン開発メカニズム)というのが、良く分かっていませんでした。これは企業やNPOが投資や技術協力を通じて、発展途上国の温暖化ガスの排出を減らすことで、自らの排出権を認めてもらう手法です。京都議定書では、企業などのクリーン開発の計画を、国連が審査・承認することになっています。

CDMは地球全体の足し算引き算で見ると、二酸化炭素排出量は減っていません。

ただ、発展途上国は進んだ技術を教わって二酸化炭素排出を減らし、さらに投資してもらうことができます。そして先進国は排出権を獲得できます。先進国も、途上国もWin-Winのメカニズムなのです。

国際エネルギー機関(IEA)の2007年度版の年報によれば、2010年半ばには、中国+インド+アメリカで世界の温暖化ガス排出量の半分を占めると予測しています。アメリカは京都議定書には調印していませんが、EUとアメリカ・カナダの有力州が排出権取引制度で国際提携を結んでいます。

インド・中国のこれからの排出増加を、日米欧など先進国の技術でどれだけ抑制していけるか。2010年代の地球環境の対策は、排出権取引というエコロジーと経済が絡み合った、新しい形で進んでいきそうです。

先週、国連がクリーン開発の計画の審査を厳しくし始めたというニュースが入りました。温暖化ガスの削減が充分達せられるかの審査を厳しくし、しっかりした計画しか排出権取引をさせない方向です。より質の高いCDMが求められていくということだと思います。排出権を取得したかった先進国の企業側には、やや焦りが見られます。

  

【追記】一時期、「炭素税」なる言葉がありましたね。今度、時事になってきたらアップしてみます。

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コメント

おぉ、ずいぶん勉強しましたねぇ。
非常にわかりにくいですよね。こんどゆっくり語ってみましょう!

投稿: のんべぇランナー | 2007年10月31日 (水曜日) 21時56分

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