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2012年12月17日 (月曜日)

「カタリバ」という授業 / 書き手:上坂徹; 話し手:今村久美・竹野優花・NPO法人カタリバ

体育館で高校生が大学生キャストとの対話を通じて、目の色を輝かせていく。そんな斜めの関係が作る「語り場」を、社会起業として進めた、NPO法人カタリバの奮闘記である。

この本が記されたのが2010年。著者はその時に、社会起業ブームが起きていたという。確かに、社会起業の本が書店に並び、僕も何冊か読んだ。

起業は、「やりがいがある」「かっこ良い」「力一杯活きる」・・・、そんなイメージがある。NPOであれば、金銭の見返りよりも、人とのつながり・絆や人様のために働いている感が余計に強くなる。

しかしこの本は、社会起業が無謀としか見えない冒険から始まること、安定した組織と全く反対の世界の中で生活していくこと、守るものがあると踏み出せないことを気づかせてくれた。言い訳してしまうと、若気の至りでないとできない、とも言える。

 

 

実は僕は溜まり場が欲しい。ふらっと立ち寄って、気の置けない常連さんと話す「タマリバ」。こないだまでは、友人の営む炭火焼居酒屋がその役割を果たしていた。マスターと話せば、気持ちも落ちつくし、友人と飲めば古い友情も身近だ。

今、僕が危惧しているのは、高齢少子化社会の先にある、孤独死予備軍の増加とそこへの自分の仲間入りだ。具体的な構想はまだ固まらないが、震災後に見えてきた人同士の絆が、一つの拠り所となる気がしている。その平時の溜まり場を提供してみたいのだ。

東南海に巨大地震がやってくる。気候変動による天災も起こる。そんな逆境の中、人付き合いの支えがあったなら。。。

「タマリバ」と「カタリバ」の発音が近くて、偶然本書の「NPOカタリバ」に出会った。こちらは、若く、希望にあふれている。爺臭いビジョンを持ちだしてしまった。

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