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2013年3月 5日 (火曜日)

コミュニティ・レストラン / 世古一穂 (日本評論社)

「食」を核とした地域のコミュニティ再生の場として、コミュニティ・レストラン(コミレス)の運営を支援している特定非営利活動法人 NPO研修・情報センター がまとめた、コミレスの紹介と実践のノウハウを記した本。

「コミュニティ・レストラン」という言葉は、NPOだけが使って良い商標で、利益を上げるだけの食堂ではなく、コミュニティ・レストランに集まる地域のお客さんの生活支援の場であり、コミュニケーションの場であり、「楽しく働き、おいしく食べる、くつろぎの場」である。

地域にコミュニケーションの場を設けることにより、地産地消などの食育・健康づくり・食を通じた生活や子育て支援・バリアフリー・ユニバーサルデザイン・エコ社会づくり などに貢献していく。

編著は(特非) NPO研修・情報センターの理事で、この団体は研修などを通じて、コミレスを自主的に運営したい人にノウハウを提供・支援している。本書では、概念だけでなく、各地に広がったコミレスの実例を取り上げている。

 

炭火焼「どっこい」が閉店してから、地元にタマリバがあればいいなと思っていた。それも、懐に余裕のある者が飲んだくれるだけではなく、区立の図書館の様に誰でも入れて新聞・雑誌を読んだり、お茶を飲んだり食事を食べながら、地域の人同士で気さくに話し合える場を提供できればいいと思っていた。流行りの言葉では、「隣人祭り」の様な。この時代に必要な、人通しの「絆」を醸成できる場所を。

そんな事が実現できるビジネスモデルを探すうちに出会ったのが、コミュニティ・レストランという言葉である。本書を読むと、僕の様な働き盛りの会社員よりも、就労の場はないがやりがいを求めたい、母の手料理を極めた地域のおばちゃん達が立ちあがるケースが多い事が分かる。

飲食業に素人の自分に何ができるのか不安ではあるが、場を作るという意味で、この本の情報は大変参考になる。

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