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2013年12月 1日 (日曜日)

N響に足を運びました

土曜日はNHK交響楽団の定期公演を聴きに行きました。会場は渋谷のNHKホールです。

ギタオケから浮気したような後ろめたさが少しありましたが、開演前の練習で弦楽器・管楽器・打楽器がおもむろに音を鳴らすと、個性ある役者が目の前にいるようで面白い。古い映画、未知との遭遇で、音のコミュニケーションが始まりかけたかのよう。

始まりました。メンバーが会場入りし、指揮のシャルル・デュトワが舞台に上がると大きな拍手。以下、感想。

■ストラヴィンスキー/バレエ音楽「カルタ遊び」

初めは退屈でした。退屈な気の進まないお見合いのよう。だって、主題がカルタ遊びですもんね。でも終盤に近付くにつれて、強いカードが表現されて盛り上がりました。

ストラヴィンスキーはポーカーマニアではなかったと思います。出会う女性をカードに見立てて、音楽として作曲したと勝手に理解しました。

■リスト/ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調  ピアノ:スティーブン・ハフ

ピアノの音は小学生の時に馴染んだので落ち着きます。しかし、超絶技巧な指の動きはすごかった。

主題は、恋です。季節は秋~冬。ギターが情熱の愛の熱さなら、ピアノは恋のドラマ。リストの青春?の哀愁が感じられました。

■ショスタコーヴィッチ/交響曲第15番 イ長調 作品141

病魔に侵されて病院送りになった作曲者の、死をテーマにした曲。死への恐怖・葛藤・過去の栄光の追憶・悲しみ・祈り・死神・荘厳なお迎え・・・が繰り返し続きます。時は刻まれますが、終わりは来ません。

 

ギタオケが演奏者の情熱を表現しているとすれば、フィルハーモニーオーケストラは作曲者の人生における葛藤を臨場感を持って伝えてきていると感じました。感じる一方で、想像力が掻き立てられました。人生からにじみ出た作曲者自身の作曲を、忠実に臨場するプロ集団が交響楽団と指揮者なのかなと。絵画と芸術家の人生を対比しているような。芸術家とはさらけ出す人だと思いました。

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