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2015年8月 1日 (土曜日)

6度目の大絶滅 / エリザベス・コルバート (NHK出版)

これまでの地球上の生物史を俯瞰すると、5度の生物の大量絶滅があったことが分かっている。今の地球上の生物は、それを生き伸びた末裔だ。

人類による二酸化炭素排出と乱獲が生物多様性を絶滅させ、6度目の大絶滅を引き起こしつつあるという、悲観的だが説得力のあるサイエンス・ジャーナリズム。2015年のピューリッツァー賞を受賞した。

 

日本人で初めて宇宙飛行士となった毛利衛さんは、地球温暖化の危機を扱った番組の中で、一縷の希望を失うことがあってはならない、宇宙飛行士はたった1%の可能性があれば、そこに賭けてきた。希望を失ってはならないと述べていた。

理性を失った人間は、乱獲だけでなく、同胞を殺しもする。暴力の連鎖が横行し、国益のために、妥協点を探り合えないこともある。

しかし、生きている間に人間学を学ぶ者として、我々は自分の可能性に望みを失ってはいけない。

 ・我々はスポーツを楽しみ、衝動を昇華させることができる。

 ・音楽に国境は無い。

 ・我々は災難に打ちのめされた時、力を合わせ、心を支え合って、復興を目指すことができる。

 ・我々は信仰の中に、自分の一生は有限であることを自覚し、その中で命題を見つけようとする清廉な心を片隅に持っている。

 ・我々は祭りや法事の中で、その人間の生き方を再確認することができる。

 

僕は6度目の大絶滅は、確かに進行中であると思う。生物多様性は絶滅する。大自然はその後も生き残る生物種を淘汰して残すだろう。しかし、人間は昆虫を食べてでも生き残る。

今僕が着目しているのは、霊長類と人類のDNAの比較ではない。脳科学でもない。

人間を人間たらしめている、先人の人生の累積:人間学を身に付けようと考えて、僕は日々の葛藤の中を暮らしている。

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https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00816702015

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