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2016年3月21日 (月曜日)

day1 父島(ボニンアイランド)に上陸

父島滞在中にお世話になった宿は、ハートロックヴィレッジというエコツーリズムの「竹ネイチャーアカデミー」と提携しているカフェ兼ロッジだった。太陽光発電や貝殻のパウダーで塗った白壁、温かみのある木の床に裸足で過ごすと僕の気持ちは少しづつほぐれていった。
小笠原エコツーリズムリゾート リンク
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チェックインしたお部屋
 
父島到着が1時間遅れたため、慌ただしくチェックインして、カフェでタコライスをかき込み、すぐに午後の予定の島内散策にマイクロバスで出かけた。案内してくれたのは、自分も今のおがさわら丸で来たという、竹ネイチャーアカデミーの武田さん。
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ハートロックヴィレッジ&カフェの看板
 
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湾岸通り沿いからのカフェの入り口
 
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ハートロックカフェのタコライス。ガジュマルの木陰になっている
 
 
三日月山のウェザーステーションで、海と列島を一望し、時計周りに島内を一周した。
小笠原諸島では、針葉樹のように見えるモクマオウという松の葉のような枝を厚く落とす植物、ガジュマル、ネズミ、ヤギなど、人間が持ち込んだ外来種の侵入が小笠原諸島では問題となっている。現在は世界遺産に登録されており、国立公園内から何かを持ち出すことは、法に触れるらしい。
二見港のある大村のように、人が多く住む村は、国立公園の指定から外れており、ここの海岸にウミガメが産卵にやってくると、街が明るすぎて子亀が彷徨ってしまうため、卵を小笠原海洋センター(亀センター)で保護し、孵化して海に戻している。
しかし一方で、年135匹までの亀漁が免許所有者に許可されていて、昔から亀は動物のいない孤島での貴重なタンパク源として料理されているそうだ。免許の所有者は父島と母島に一名づつしかいない。
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三日月山の中腹から、二見港を望む。停泊している船が、乗ってきたおがさわら丸。コの字型の防波堤の先に小さな灯台があり、青灯台と呼ばれている。
 
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ウェザーステーションから太平洋を展望する。運が良いと遠くにクジラが見えることもある。
 
 
島内を北から東、西へと時計回りに周った。
島に固有の植物であるタコの木は、木の途中から根を下に伸ばして地面に刺し、樹木を支える変わった植物である。ガジュマルともマングローブとも、全く異なった種の植物である。タコノキの実はパイナップルのように見え、二年ほどかけて熟成すると種となって落ちる。下に落ちている種を拾ってみると、クマネズミに穴を開けられていた。
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タコノキ。木の途中から根が下に張って樹木を支えている
 
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落ちていたタコノキの実。外来種のクマネズミにかじられていた。
 
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ハイビスカスが咲いている
 
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島の魚と、島野菜をふんだんに使った、宿の夕食
 
旨い宿での夕飯の後、ナイトツアーに参加した。
参加者の会話を聞いて、ネイチャーガイドの武田さんが瞬時にツアーのコースプランを立てた。この日の狙いは、コウモリ、ヤドカリ、グリーンペペ(光るキノコ)である。
 
亜熱帯農業センターでオガサワラオオコウモリを探した。赤い光であれば、コウモリは驚かないそうで、赤いライトで木の上を探す。ぶら下がっている一羽と、上空の木の間を飛ぶ何羽かを見つけた。洞窟のような場所を想像していたが、実際に足を運んでみると、熱帯の林にいる。洞窟のコウモリのような超音波でのソナーではなく、目視で視認を行っているそうである。
 
次に八ツ瀬川の近くの海岸でムラサキオカヤドカリを見た。天然記念物のこのヤドカリは、アフリカマイマイやバーベキューで捨てられたサザエの殻を借りており、夜行性なのでかなりの数が歩いていた。天然記念物なので、触ったり動かしてはいけない。踏まないように気をつけて歩いた。
月明かりは影ができるほど明るく、星は見えにくいが、月に照らされた幻想的な海岸で、カニやウミガメについて解説を受けた。
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ライトに照らされたムラサキオカヤドカリ。振動に敏感で、驚かすと殻の中に引っ込んでしまう
 
 
最後に、光るキノコ、グリーンぺぺ(ヤコウダケ)を探しに行った。山奥の公道の下を清流が流れている場所があって、そこの湿って朽ちた竹に胞子がついて梅雨時に小さなキノコになるそうだ。武田さんが、真っ暗な溝から拾ってきてくれた竹の棒には白い胞子が薄く内外についており、ライトを消すとほのかに発光しているのが分かった。
 

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