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2016年11月15日 (火曜日)

あしながおじさん / ジーン・ウェブスター

大人向けの絵本に関する情報を集めていて、ふと「あしながおじさん」に当たった。この言葉は聞いたことがあるが、作品は読んだことがない。
世の中には、あしなが基金とか、ユニセフとか、様々な慈善活動があるようだが、アメリカ文学としての「あしながおじさん」は読んだことがなかった。
 
若いころに読んだら、あしながおじさんを悪いじじいだと見たことだろう。金を出して、孤児の娘を囲う。そういう側面もある。
 
しかし、この歳で通じて読んでみると、あしながおじさんは慈善活動の後継者を育てたかったのではないかと思えてくる。
金を残して死んでも、相続の争いが起きるばかり。孤児の事情を体感した知恵のある若者に道を渡せば、きっと彼女なりの慈善活動を進めてくれるかもしれない。そんな空気が読み取れた。
 
あとがきを読むと、女性の読者層が多い作品で、一つのサクセスストーリーとして捉えられているという。近年はそうでないが、過去のアメリカでそのような男女の価値観の違いがあったとしても、時代の事情を慮ることができた。

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