本棚

2019年3月 3日 (日曜日)

食べるから入る東洋医学

家内が運動不足のため、ヨガをやってみたいらしい。その家内と色々話しているうちに、思い出した。
スパイス料理を勉強しようとした時に、アーユルヴェーダの本を買ったこと。同時に中国漢方の食膳の本も買っていたこと。実際に料理してみると、アジアンな食卓より玄米中心の和膳を自分が求めていたこと。

当時本を買った時に考えていたことを思い出すと、東洋医学をサイエンスで理解できたら良いなぁと思っていたのでした。
ちょっと、当時の本をパラパラめくってみて、極めることはできなさそうだが興味が湧くので、このScience of ourselvesのカテゴリに、ノートを記していこうと思います。

積ん読の蔵書の整理:
インド伝統医学で健康に! アーユルヴェーダ入門 / 上馬場和夫・西川眞知子
体質・症状・年齢別 東洋医学で食養生 / 高橋楊子・上馬場和夫・高城順子・ ミラ=メータ
基本としくみがよくわかる 東洋医学の教科書 / 平間直樹・浅川要・辰巳洋
病気にならない最新の食事セラピー 安保徹の食べる免疫力 / 安保徹・検見崎聡美
マクロビオティック からだの内側から美しくなる 玄米と野菜のレシピ / 日本CI協会
みそ汁はおかずです / 瀬尾幸子

食療法だけでなく、ヨガなど東洋的な深みも、こちらのカテゴリに記録していきます。

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2019年2月24日 (日曜日)

「国境なき医師団」を見に行く / いとうせいこう (講談社)

ネットでの連載を読もうとした時期があったが、アクセスを定期的に続けられずに、今になって単行本を読んだ。
国境なき医師団(MEDECINS SANS FRONTIERES; MSF)の活動に同行したルポルタージュが小説風に書かれている。

思えばMSFの存在をきちんと知ったのは、NPO法人「宇宙船地球号」の山本敏晴さんとの出会いからだった。10年前になんとなく地球のために何かしたいと思った僕は、山本さんによる企業のCSRプロジェクトにボランティアで参画した。業界大手のCSR報告書を読んで、企業を格付けするといった作業だった。今で言うESG銘柄選定の走りだった。
その作業を手伝う時に、山本さん本人の国際協力師としてのキャリアが、国境なき医師団への志願に始まっていたことを聞いたのだ。
国際協力師への転職にも一時気が向いた。しかし、健康状態を損ねており服薬が必要だったため、CSRという間接的な形で地球に貢献することにした。

話を今回読んだ書籍に戻す。MSFのルポルタージュから、現場のスタッフが医師だけでなく、物資の補給を担うロジスティクスや、言葉や文化の仲介者から成っていることを知る。医師でなくても、健康で意志があれば、年配でも志願し採用されることがあるのだ。
ただし、役割の環境は心身ともに過酷だ。
それを善意と良心、仲間意識で乗り切っている。人のために尽くそうとする善意の熱がそこにある。

受け売りではMSFの国際貢献の世界がうまく伝わらないので、興味があればぜひ本書を手にとってほしい。
僕はしばらく日本で働いて、給与のごく一部を募金してロジスティクスに微力だが寄与する。

MSFは世界の弱者の傷に絆創膏を貼り続けている。政治そのものは動かせない。しかしそれでも、弱者は生まれる。
この難民たちは、もしかすると自分だったかもしれない。

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2019年2月17日 (日曜日)

日本の伝統 発酵の科学 / 中島春紫 (講談社ブルーバックス)

先日の手前味噌作り体験から掘り下げて、発酵についてのイロハを勉強してみた。
化学はある程度分かるが、食育と微生物について知識がないのを実感。

醤油・味噌にはじまり、日本食は発酵食品をふんだんに用いている。その製法に作用する微生物と化学反応を知り、楽しくなった。
そういえば、昔自分で泡盛を作りたいと考えたことがあったっけ。酒造にも見学に行った。

近年は機能性の食品がたくさん出ているが、行政のお墨付きをもらわなくても伝統的な食品が古くから食されている。
この世界は飲食業・料理から農業・漁業・畜産業に至るまで本当に奥深い。服部幸應先生や小泉武夫先生の知恵を、もう少し家内と享受してみようかな。

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2019年1月21日 (月曜日)

きげんのいいリス / トーン・テレヘン (新潮社)

大人が読んでもなんだかクスリと微笑ましい、動物たちの童話。
著者のシュールな人間観察が、動物たちで表現されたような章がたくさんある。謎めいた章もある。
休日と夜の眠る前に読んだ。なんかいい。

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科学者はなぜ神を信じるのか / 三田一郎 (講談社ブルーバックス)

宇宙を記述する法則を見つけてきた科学者が、どのようにその時代の神や宗教と向き合い、本人の信仰の拠り所をどこに置いてきたのか、コペルニクスからホーキングまでの実例をあげて分かりやすく論じている。

物理学者の呼ぶ「神」とは、宇宙の創造主の意味合いが強いようだ。
現在のゲノムの医療でいうと、生物の創造主「神」が科学で説明されるようになってきている。
自分のブログで執筆中の意識の工学は、「神の意思」そのものを科学で説明できないかという、宗教的には不謹慎極まりない考え方だ。

しかし、かといって僕が神を信じないかというと、そうではない。正月には初詣に行くし、お彼岸にはご先祖の供養をする。
神を科学の考え方で理解できるようになるのは、もっと先のことだろう。
きっと答えは未来にある。
僕が地球でブログを書いているのも、きっと未来になにか使命があるんじゃないか?
そうだとしたら、その未来の科学史を創られたのも、僕の信じる神であろうと思うのだ。

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平原綾香と開くクラシックの扉 / 平原綾香 (東京新聞)

インフルエンザにかかり、自宅待機しています。熱は下がり、自宅で短時間の軽作業なら可能。
しかしこの療養はゆっくり休んで、読書など自己啓発に使わせてもらうことにしました。

積ん読の本棚から一冊取り出しました。
「平原綾香と開くクラシックの扉」/ 平原綾香 (東京新聞)

取っ付きやすいクラシックの名曲を40曲くらい紹介し、彼女の思い入れのあるエピソードを綴っています。
2019年は、クラシックを知るためには非常に良い環境が整っています。
定額の音楽配信サイトに登録していれば、クラシックの曲は検索して聴き放題。
曲を聴きながらWikipediaをちょっと引けば、すぐに作曲家や戯曲の解説がタブレットに表示される。

このようなIT技術から得た恩恵の一方で、オーケストラの生演奏を聴きたいのは、やはりホールでの空気感から、想起される自分の内側の感情というのが湧き上がるためでしょう。
ちょっとインフルエンザで身動きが取れませんが、ホルストの組曲「惑星」をオーケストラで演奏していたら、チケットを取って聴きに行きたい気分です。

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2019年1月 6日 (日曜日)

はじめて読む人の古事記 / 今野華都子 (致知出版社)

前から気になっていた本。古事記の倭の文章を現代語訳して、漢字にはふりがながつけられており、古事記の入門書として読みやすかった。
子どもの頃、イザナギとイザナミの神話を聞いて、「なんだよ、宇宙はビッグバンから始まったんだぞ」とバカにしていた。生意気なガキだった。
でも、日本の奥ゆかしさが歳を経て分かってきて、古事記の世界・日本の成り立ちの有り難みがようやく分かってきた。
2019年はお伊勢参りをしようかと計画している。

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古事記でめぐるご利益満点の旅 開運!神社さんぽ / 上大岡トメ+ふくもの隊 (泰文堂)

2019年の旅行は国内にしようと決め、お伊勢参りはどうかねぇ、出雲もいいねぇ、と話していた。
ひとまず古事記について知ろうと思い、
はじめて読む人の古事記 / 今野華都子 と一緒に入手したのが、このマンガ。
古事記編纂1300年の年に出ており、古事記の神話とそれにまつわる日本の神社参りの紹介をイラストで伝えてくれている。

日本の良き原風景も表現していて、ぜひ古代からの神社に参拝したくなった。

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2018年12月31日 (月曜日)

すいません、ほぼ日の経営 / 川島蓉子・糸井重里 (日経BP社)

先日までGoogleの人事の本を読んでいたが、半ばで放り出してしまった。就業確率0.3%というところに押し寄せる求人から、求めたい人材を厳選して雇用し、クリエイティブな仕事を期待するGoogle。しかし、社員数は多く、大企業病に罹ることを予防する工夫を様々なIT技術で対策しているらしい。あくまでも会社側からの視点で、どう欲しい人材を選ぶかとか、どう評価してインセンティブを与えたらいいかとか、僕が職場で体験して疲弊している内容の話が出てくるので、本を放り出してしまった。

たまたま手に取ったこの「すいません、ほぼ日の経営」では、「ほぼ日刊イトイ新聞」を中心に事業を続けてきた糸井重里氏が、おもしろさを重視するそのクリエイティブな会社を株式上場したので、糸井氏に編集者がインタビューしている。
糸井氏はフリーのコピーライターとしておもしろいことを続けて飯を食ってきた方なので、プレイヤーとしてどんな風土がクリエイティブな発想を続けることに寄与するか、お話しされることがよく響いておもしろい。
そのおもしろさを実現し続けるための、「やさしく・つよく・おもしろく」の方針が、自分個人として参考になり、今の企業の組織で実現できるか分からないけれど、心に留めておこうと思った。

働き方、働く心持ち に、すごく勉強になる。

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2018年12月30日 (日曜日)

ママのおなかをえらんできたよ。 / 池川明 (リヨン社)

家内の妊娠が分かり、僕ははじめてのママ・パパのハウツー本を買った。家内も図書館で本を何冊か借りてきた。結婚をする事になって、ゼクシィを買うみたいだ。

家内が借りた本の中に小型の読みやすそうな冊子があったので、読んでみた。
ママのおなかをえらんできたよ。 / 池川明 (リヨン社)

この本は、言葉を話し始める頃の2-4歳の子供に、胎内記憶についてインタビュー調査を行った結果をまとめたものである。
共通して語られているエッセンスは、次の通り。
(1) 子どもの選択で両親は選ばれる
(2) 子どもは両親(特に母親)を助けるために生まれてくる
(3) 子どもは自分の人生の目的を達成するために生まれてくる

たくさんの命のいる世界から、このママとパパを選んで生まれてきた、と言うようだ。
子どもが生まれたら、選んでくれてありがとうと全力で成長をサポートしたい。

さて、意識の工学の見地で考えてみる。
受精卵が子宮の中で細胞分裂を繰り返し、胎児が生命の進化を体現する。脳が機能を持つか持たないかで、小さな胎児という有機体に魂入れがなされる。集合的無意識の混沌から、胎児の意識が生まれる。この記憶が胎内記憶・おなかに入る前の記憶として子どもに残るのかもしれない。

僕たち、選んでもらえるだろうか・・?
不安と期待の入り混じる毎日。夫婦で体制を整えて行く。
この子のお陰で、魂の捉え方をタナトスの世界からゆりかごの世界に替えて考えられるようになった。ありがとう。

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