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2017年12月 8日 (金曜日)

漫画 君たちはどう生きるか / 原作・吉野源三郎 漫画・羽賀翔一 (マガジンハウス)

書評で気になっていた本の漫画版を甥が持っていることを知り、僕も読んでみた。
 
コペル君とおじさんの成長ストーリー。
おじさんができることは何か、という視点で読んだ。
 
甥や姪の話を聞く機会がほとんど無いと痛感した。聞いても「フツー」としか答えないかもしれないし、会う機会も年に1度くらいしかない。作品の時代に比べて核家族化が進んでいて、SNSで近況を知り「いいね」で済ませることも多くなった。
 
ただ、甥がこの本を手に取っているということが成長の証であり、誇らしい。
 

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2017年12月 1日 (金曜日)

アーユルヴェーダ入門 / 上馬場和夫・西川眞知子 (地球丸からだブックス)

スパイス料理を少し作ってみて、インドの医食同源を知ろうと本書を読んでみました。
アーユルヴェーダの考え方について、非常に分かりやすく・詳しく記載されています。
 
体質や心をそれぞれ三つの要素で分類し、そのバランスを保つことについて書かれていました。
医食同源が、白湯からスパイス、肉・炭水化物・野菜まで全ての食材に適用されることが新鮮でした。中国医学の薬膳とはまた違うようです。スパイスの種類の性質・薬理効果についてはまだ分かっていなかった時代の、最古の医療哲学です。
 
近年、東洋医学のホリスティックな考え方に通じるような、西洋医学上の発見が相次いでいます。今年から放映されているNHKスペシャル「人体」にも、人体の全てが有機的に連携を取っているというホリスティックな全体像が描かれようとしています。
 
「医食同源で未病を治す」「食医」というコンセプトには賛成です。
しかし、未病を通り越して病気になったら、やはりサイエンスベースの西洋医学に頼る方が確実です。「免疫力を高めたい」といったホリスティックなアプローチをしたいときに、家庭でアーユルヴェーダや中国医学の東洋の考えをうまく取り入れたら良いと思います。
確かに、ノンアルビールや冷水を控えて白湯を飲むようにしたら、睡眠がうまく取れるようになりました。朝の太陽が気持ちよい。
一方で先日、目が真っ赤に充血して痛痒くなり、目やにが出て困りました。
その時にアーユルヴェーダについて話し合っていた相方が、「水分を控え」「視力を使わず」「早く寝る」といった方法を良かれと思って勧めてくれたのですが、朝だるい体を起こして、洗顔しても、どんどん目やにで目が開かなくなり、とうとう職場の同僚のアドバイスもあって眼科を受診しました。
結果、結膜炎でした。消炎剤(成分:フルオロメトロン)と抗菌剤(成分:モキシフロキサシン)の点眼薬を処方され、快方に向かっています。
 
ホリスティック志向とサイエンス志向の両方で、うまくバランスを取ろうと思います。

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2017年11月19日 (日曜日)

不都合な真実2 / アル・ゴア

前作の「不都合な真実」から10年。
放置された地球という副題で、COP23に合わせて、日本でもこの映画が上映された。
 
論じると政治色が強くなるのでこのブログでは控えるが、
未来の子どもに渡す地球に責任を持っているのは現代の我々であり、ポピュリズムは賢明である必要がある。
 
公式サイトへのリンクを貼っておきます。
 
 

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2017年10月30日 (月曜日)

京大カレー部スパイス活動 / 石﨑楓 (世界文化社)

京大カレー部OGが執筆した、カレーを巡る食文化の探索活動本。
図書館に足を運んだら、先日のスパイスカフェに関わる本書に偶然出会って、借りて読んでみた。
 
この本を読んで思うのは、食文化を知ることって素敵だなと思えること。「いただきます」の「命をいただきます」を知ることが、食のありがたみを知ることだということ。そして、地域社会に溶け込んで奔放に活動できる若さって良いなと思うこと。同じことを40代のおじさんが真似しても、青春は戻ってこない。
 
ホールスパイスを油で炒めて香りを抽出した、タルカ。
複数のタルカを合わせたカレーの核、マサラ。
そしてメジャーな7つのスパイス:
 ターメリック
 クミン
 コリアンダー
 カルダモン
 シナモン
 クローブ
 ブラックペッパー
この辺りから、少し独学でスパイス料理を遊んでみようかと思い始めた。

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2017年10月15日 (日曜日)

ちくま評伝シリーズ 石井桃子 ~ 児童文学の発展に貢献した文学者

夏に甥に絵本を買うために立ち寄った銀座のナルニア館で、石井桃子の存在を知った。
その時は絵本を3冊買って、帰ったのだが、石井桃子が心に引っかかっていて、本書を電子ブックで読んだ。
 
子どもたちに、心を育てる質の高い絵本を紹介しようとした彼女の姿勢に感銘を受けた。
6月に、長野県岡谷市のイルフ童画館で武井武雄展を見た時も、戦時の混乱期に子どもの心に夢を持たせようとする姿勢に感銘を受けていた。
 
「絵本には力がある」とは誰の言葉か忘れてしまったが、子どもの心を育てるのに絵本の読み聞かせが大きく貢献していることは、間違いない。
 
絵本を作る側には、ライフワークの決心をいつも感じる。作者の心が子どもの心に届かないと、響かない。
自分は曲作りを挫折してしまったが、まだ燻ぶっているので、もう少しモノを創ることを目指すのも、捨てずにおきたい。

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2017年10月13日 (金曜日)

幸せのメカニズム~実践・幸福学入門 / 前野隆司 (講談社現代新書)

パネラーに幸せに関連するアンケートを取り、その行動傾向を統計解析したところ、幸せに関連する4つの因子があぶりだされてきた。
その4つの因子を軸に、幸福を得る方法や幸福を得る社会について考えている。
 
地位財中心の価値観から、非地位財中心の視点へパラダイムシフトする、という意見には共感するものがあった。
また、美しいもの・美術、音楽、絵画、ダンス、、、を鑑賞するよりも、創る側に立った方がより幸せだという意見にも、共感を持った。
眠らせているギター弾き語りも、復帰したいと燻ぶっているような気がする。

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2017年9月26日 (火曜日)

ナミヤ雑貨店の奇跡 / 廣木隆一・監督 東野圭吾・原作

ギター教室で隣で教えている先生が、ギター演奏の演技指導をしたそうで、そんなきっかけでこの映画を見に行ってきました。
この映画で、涙活しました。爽やかなエンディングも、作り手として素晴らしい。
 
東野圭吾の小説を読んだことがなかったのですが、とても興味深い。東野圭吾の小説も時間があったら読んでみたいな。

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2017年8月18日 (金曜日)

人生を味わう古典落語の名文句 / 立川談慶 (PHP研究所)

両国で寄席を見た流れで墨田区立ひきふね図書館を散策していたところ、本書の存在を知り、貸出中だったので電子書籍で購入して読んだ。
 
先日の寄席はボーっと聞いていたが、寄席で演じられる落語の原型として古典落語という話の手本があることを知った。噺家が古典落語を原型にして、自分で脚色して演じて見せるらしい。扇子や楽器の使い方や、噺の上手さ、演者の演出など、とにかく芸の世界が奥深いなと先日見て思っていた。
トリの円楽さんが演った、「あくび指南」も古典落語にあるらしい。夏の演目だった。
 
古典落語の名文句を肴に哲学するというのが、立川談志の弟子の談慶氏のこの書籍だった。
ヒマで楽しく読んだ。江戸の粋にも触れられて面白い。
 
古典落語を学ぶなら、DVDで観なきゃなと思うのだが、そこまで真摯に向き合えないな。

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2017年8月 2日 (水曜日)

仕事人生のリセットボタン―転機のレッスン / 為末大・中原淳 (ちくま新書)

大企業に就職して、だいぶ茹で上がってきた。
登りのエスカレーターに乗ったつもりが、いつの間にか行き先が下りになっている。
ただし、この先、70歳までは健康で働かなくてはならないだろう。
この秋で47歳。これから家庭を持つつもりだ。
高齢化社会にも順応しなければならない。
 
アスリートのキャリアは、20代という若い年齢で、引退を考えさせられるという。
スポーツという一芸に秀でる努力や思想も、一般の想像を超えている。
 
この本では、中原氏が聞き役になって、陸上で活躍した為末氏のキャリアの考え方を紹介している。
本のタイトルは「リセットボタン」となっているが、読んでみると、バスケットのピポットターンの様に、軸足を固定してキャリアの試行錯誤を試すことを勧めている。
 
今リセットボタンとピポットターンの答えは無いが、70歳まで心身ともに健康で働くために、社会人として暗中模索を続けていく。

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疲れない脳をつくる生活習慣 / 石川善樹 (プレジデント社)

僕の友人は、本のソムリエである。普段の会話から、僕に必要なスキルや知識・人材育成について、どこから見つけてきたんだと思うほど絶妙な書籍を勧めてくる。
この本も、その内の一冊だった。
 
質の良い睡眠が取れなくて悩んでいた時期があった。禁酒したり、風呂を工夫したり、深夜覚醒した後の二度寝や昼休みの仮眠で、日常を保ってきた。
そんな悩みを知った友人がこの本を見つけてくれた。
 
疲れない脳をつくる生活習慣とは、広義のマインドフルネスのことである。
それは次の4つの生活習慣から成る。
  ・瞑想、呼吸
  ・睡眠
  ・姿勢
  ・血糖値管理、食事
 
どれも普段から気になっていたことで、その大切さを再認識するとともに、自分の至らない点に気づかされた。
グーグルのウェルネスセンターで、3大必須スキルに「料理」「運動」「睡眠」を挙げている話も面白い。
健康オタクの実母のごたくが、意外と正論だったことにも気づかされた。

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